皆さんは愛車のオイル交換をどのようにされていますか?
ディーラーやカー用品店、ガソリンスタンドなどで行う方も多いでしょう。
でもちょっとしたコツを知ると、自分でも以外に簡単にオイル交換を行うことができます。
今回はオイル交換にかかる時間や、道具、頻度について解説していきます。
オイル交換にかかる時間やコツは?

オイル交換の方法には、大きく分けて2通りあります。
どちらの方法にもメリットがあります。
上抜きオイル交換の場合、リフトアップやアンダーカバーを外す手間が省け短時間での作業が可能です。
所用時間は「30分ほど」です。
ガソリンスタンドで行う場合でも、30分あれば余裕です。
時間短縮を優先するなら上抜き交換をお勧めします。
コツとしては、オイルレベルゲージのガイドにオイルチェンジャーのホースを挿入する際、ホースの先端がオイルパンの底に当たるまでしっかり奥に入れ込むことです。
そうすると、抜き取り残しが少なく済みます。
物によって差がある為一概には言えませんが、手動オイルチェンジャーよりも電動オイルチェンジャーを使用した方が時間短縮になります。
通販ではこういったオイルチェンジャーが売られています。
一方、下抜きオイル交換の場合、オイルを抜くために車のリフトアップや車種によってはアンダーカバーを外す作業が必要なため、やや作業時間が長くなります。
所用時間は「1時間ほど」になります。
車種によっては上抜きできない車もあるため、車種を選ばず抜き取ることができるのが下抜きオイル交換のメリットです。
またオイル交換と一緒に下回りのチェックができるのもメリットと言えるでしょう。
コツとしては、車のリフトアップを安全に行える平坦な場所を確保する事がまず挙げられます。
不安定な場所で作業する事は、時間ロスどころか命の危険に関わることになりかねませんので絶対にやめましょう。
リフトアップに油圧式ジャッキを使用するなら時間短縮につながります。
ジャッキで上げたまま作業するのではなく、ウマ(リジットラック)を使用し安全な作業を心がけましょう。
上抜き交換、下抜き交換どちらの場合も作業前に5分ほど暖機運転しておくことも大切です。
そうすることでオイルが柔らかくなりスムーズにオイルを抜くことが可能になります。
また、汚れてもよい服装をし、軍手、ビニール手袋、ゴム手袋を用意しましょう。
床の汚れを防ぐ養生シート(ダンボールでもよい)があるとオイルが色々なところに付いて始末に時間がかかるのを未然に防ぐことができます。
オイル交換で必要な道具とは?

オイル交換に使う道具としては下記のものが挙げられます。
- エンジンオイル
- オイルジョッキ
- オイルチェンジャー(オイルを上から抜く場合)
- 廃油処理箱
- 車を持ち上げる道具
- ドレンボルトを外す道具
- ドレンワッシャー
エンジンオイルは量や種類は車種や使用状況によって異なる為、必ず事前確認しましょう。
オイルジョッキはオイルをこぼさずきれいに入れる為に必須のアイテムです。
オイルジョッキがないと、オイルがだらだらとこぼれてとても入れにくくなります。
廃油処理箱は抜き取ったオイルを処理するために必要です。
間違っても排水溝に流したりしてはいけません。
水溶性でないため、地面に流す事も厳禁です。
おすすめの廃油処理箱はこちらです。
地面にオイルをこぼした場合、ずっと跡が残っている事があります。
廃油処理箱は数百円で購入できますし、段ボール、ビニール袋、トイレットペーパーなどで代用する事も可能です。
ジャッキやリジットラックなど、大物が必要になるのでとにかく安全優先で慎重に作業しましょう。
ドレンワッシャーとは、オイル漏れを防ぐためにドレンボルトとオイルパンの間にかます金属製のワッシャーです。
※もともとはまっていない車種も多いです。
オイル交換の目安となる頻度と距離は?

一般的にオイル交換の頻度は6ヶ月に1回、距離としては5000kmに1回が目安となっています。
3000kmに1回が良いとか1年に1回で良いなど色々な情報があります。
基本的にターボ車やスポーツカーなど、回転数を上げる車については頻度は高い方がいいとされています。
(3000㎞に1回など)
また、オイルも粘度が高いオイルの方がいいとされています。
車種や使用状況によって適切なタイミングを判断するようになさってください。
車の取扱説明書や整備手帳にもメーカーがおすすめの交換時期が書かれています。
オイル交換にかかる時間【まとめ】
ここまでオイル交換にかかる時間や道具、頻度について解説してきました。
人それぞれの考え方がありますが、車にとってはオイルは血液ともいえる存在です。
きちんと正しくオイル交換をしたいものですね。
それではここまでをまとめてみましょう。
- 上抜きオイル交換の場合=約30分。
- 下抜きオイル交換の場合=約1時間。
- オイル交換に必要な道具は「オイル」「廃油処理箱」「オイルジョッキ」は絶対。
- 楽に行うなら「ジャッキ」「リジットラック(ウマ)」があると便利
オイルは車の血液と言われるほど重要な部分です。
適切な方法とタイミングでメンテナンスし、あなたの愛車がより長くより良い状態で走り続けられるように愛情を注いでいきましょう。
(オイルチェンジャーを使って上からオイルを抜いて交換する方法)
(車の下に潜り込み、オイルパンのボルトを外してオイルを抜く方法)