皆さんは車検を定期的に行っていますか?
新車の場合は3年で行い、その後は2年ごとに車検を行わなければなりません。
1回の車検で1台あたり数万〜数十万円かかりますよね。
私も数万が急に消えるため、本当に車検は必要なのかと思うこともありました。
車検代がもったいない!と思って車検切れのまま運転すると実は罰則が科せられます。
この記事では、どのような罰則があるのかご説明していきます。
車検切れの車の罰金はいくら?最大80万円も!

そもそも車検はなぜ必要なんでしょう。
車の検査ですから安全に走行するために行う検査です。
道路運送車両法によって車にナンバープレートを付け、車検証を備え車検ステッカーを表示しなければならないとされています。
また、車検証が切れた車は安全ではないとみなされるため道路での走行は禁止されています。
そのため車検が切れただけでは罰則には当たりません。
車検が切れた車を運転すると危険とみなされるため罰則に当たります。
ただ、車検切れの車を公の駐車場に停めておくだけも罰則に当たりますので気をつけてください。
現在車検が切れた車の走行をいち早く見つけるためにナンバー自動読み取り装置という機械が導入されています。
Nシステムと言われていますが、ほぼ全国にあると考えていいでしょう。
カメラでナンバープレートを読み取るとMOTASというシステムに転送され違反が見つかれば通報され捕まるということです。
MOTASとは、車の登録情報や車検を受けているかなどの情報が入っているシステムのことです。
通報されてしまえば罰則が与えられます。
- 1年以下の懲役または50万円以下の罰金
- 車検切れ+自賠責保険未加入の場合は、90日間の免許停止となり罰金は最大80万円
車検切れの車で運転すると車検代以上の罰金を支払わなければなりません。
数十万円も支払えない人は車検を定期的に受けましょう。
しかし中にはお金がなくて罰金が払えない人もいると思います。
もし罰金が支払えないとどうなるのかご説明します。
車検切れの罰金が高額で払えない場合はどうなる?

罰金が科せられてから支払う期間は、支払い命令を受けて14日間以内です。
また、30日以内に支払うことができないと労役場に留置されてしまいます。
数十万を数日間で支払うことなんて到底無理に等しいです。
それができていれば車検を定期的に受けることが可能だったはずです。
できれば分割にしたいところですが、分割もできません。
ただ検察に依頼して許可がでれば「分納」は可能になることもあります。
分納とは、分割という意味ではありません。
毎回支払える可能な金額を支払っていくことになりますが、決まった金額を決まった回数ではないということです。
それでも支払えない場合は、罰金が支払い終わるまで労役場に留置されることになります。
労役場とは、刑務所の中にある作業する場所になり、作業内容としては誰でもできるような組み立てなどの軽作業となります。
1日の報酬は5000円前後であるため数ヶ月も働かなくてはなりません。
たった車検切れの車を運転しただけで、数ヶ月も低賃金で働くことになります。
もちろん仕事は解雇され、家庭も壊れる事にはなるでしょう。
車検切れの罰金はいくら?【まとめ】
ここまで車検切れの車の罰金について解説してきました。
もし罰金を払えない場合についても解説してきましたが、意外でしたね。
車検切れの車を運転するだけで、多くの罰金を支払う事になりますので車検は必ず受けましょう!
それではここまでのまとめです。
- 車検切れの罰金は80万円と免許停止
- もし仮に自賠責保険だけ入っていれば50万円
- 払えない場合は労役所行き
- 車検は定期的に受けることが1番低コストで済みます。
- 車検切れの車はMOTASシステムによって即バレ。
車検切れの車を運転して罰金が支払えないと数ヶ月も刑務所に留置されることになります。
違反すると自分の人生が悪い意味で逆転する可能性があります。
たかが車検だと思っている方は気をつけてください。