みなさんは徐行の標識を見て速度何キロで走行しますか?
私は20キロ以下で走行しています。
しかし中には答えられない人もいるでしょう。
果たして徐行とは何キロの速度を指すのでしょうか?
意外と徐行の速度は知らない人も多いです。
忘れてしまった人に向けて徐行について詳しくご説明していきます。
目次
徐行の速度は何キロ?徐行の意味とは?

徐行とは、車が直ちに停止できる速度で走るという意味です。
どのような速度であっても、すぐに車が止まれる状態であれば徐行をしているという意味になります。
参考ブログ:プロが教える!正しい徐行の意味!
一般的には10キロ以下とされていますが、何キロという法律上明確なスピードは明記されていません。
直ちに停止できる速度が徐行なので、極端な話20キロでもいい訳です。
ただ普通の車であれば、速度が40キロ程度出ていればブレーキを踏んですぐに止まる事はできないでしょう。
車のブレーキの効き具合にもよると思うので、あらかじめ自分が所有している車が直ちに止まれるスピードを把握しておくと徐行のタイミングで困る必要はありません。
ただし徐行しなければならない場所やタイミングはあるので知っておきましょう。
- 徐行の標識がある場所
- 見通しが悪い交差点
- 道の曲がり角
- 上り坂の頂上付近
- 急な下り坂
徐行の標識がある場所はもちろんですが、標識がなくても徐行する必要があるので覚えておくといいでしょう。
場所だけでなく徐行するタイミングもあります。
- 子供や身体障害者、高齢者が通行している時
- 通学・通園のバスの横を通行する時
- 警察署長の許可を得て歩道を通行する時
- 環状交差点の中を通行する時
- 安全地帯に歩行者の横を走行する時
安全地帯とは、路面電車を乗り降りする際に道路上の安全を確保できる黄色い線で囲まれた場所のことをいいます。
徐行すべきタイミングでも標識がないことが多いので安全のために運転手自身が気配りする必要があります。
徐行すべき場所やタイミングは特に安全確認をしてほしい場所と言えます。
逆に徐行しないと事故になる可能性があるという事です。
運転手に注意を払って周囲の安全を確認してほしいためでもあります。
徐行しなければならない場所で違反すると罰則が科せられます。
徐行場所違反にあたり、違反点数2点をとられ普通車であれば罰金7000円となります。
徐行とはエンジンブレーキやローギアで行くと安心

徐行をしなければいけない場所ではエンジンブレーキやローギアで行くと安心です。
エンジンブレーキやローギアであれば、何キロも速度が出ないのですぐに止まる事ができます。
もちろん100キロで行っているのにエンジンブレーキを使っても遅いですが・・・。
何キロという速度で行かないといけない場所はローギアかエンジンブレーキを使って走りましょう。
自分の事故を防ぐためにも徐行は大事な交通ルールと考えておきましょう。
徐行の速度は原付であってもルールは一緒!

原付とは自動二輪車のことをいいます。
一般では排気量50cc以下の原動機付自転車を指します。
原付も自動車の仲間に入るため徐行のルールも一緒です。
原付で徐行をする際の合図やタイミングについてご紹介します。
右腕を斜め下に伸ばして止めると徐行や停止の合図となります。
合図を出すタイミングは、30m手前か3秒前に行ってください。
原付は車からの視界に隠れやすいため手で合図することは気づくきっかけにもなります。
ランプの点灯が消えた時には車の運転時にも有効となります。
原付で徐行場所違反となれば、違反点数を2点とられ罰金5000円となります。
意外と知られていない徐行のスピードとは何キロを指す?【まとめ】
ここまで徐行のスピードについて解説してきました。
意外と徐行のスピードや速度が決まっていると思っていた人も多かったでしょう。
しかし徐行は「いつでも止まれるスピード」となります。
それではここまでをまとめてみましょう。
- 徐行とは、車が直ちに停止できるスピードのことをいいます。
- 徐行しなければならない場所やタイミングがあります。
- 手で徐行の合図をする時は、30m手前か3秒前に右腕を斜め下に伸ばして止めます。
- 徐行場所違反となれば違反点数2点をとられ罰金(普通車:7000円、原付:5000円)を取られます。
徐行は明確な規制スピードがない上に違反すれば罰則が与えられます。
徐行しなければならない場所やタイミングを覚えることが事故や違反を防ぐ鍵となります。