交差点で事故をした!保険会社による過失割合が決まるポイントとは?

交差点で事故をした!保険会社による過失割合が決まるポイントとは?

交差点では多くの四輪車や二輪車、歩行者や自転車などが行き交い、もっとも交通事故が発生しやすい場所です。

交通事故では四輪車同士や、四輪車と自動車などさまざまな種類の事故が発生します。

交通事故が発生した場合に事故当事者のどちらにどの程度の過失があるのかを客観的に判断するため、保険会社によって過失割合が決められます。

警察は過失割合には関与しません。(事故の証明をするだけの立場です)

例えば、一方に100%の過失が認められた場合には100%:0%(10体0)。

双方に同じくらいの過失が認められた場合には50%:50%(5対5)となります。

過失割合が決定すると発生した事故に対しての責任が科せられるため、事故当事者の今後に大きく影響していくこととなるでしょう。

過失割合は果たしてどのように決定するのでしょうか。

本記事では過失割合の決まるポイントについて紹介していきます。

※この記事で紹介する交差点事故の過失割合は参考程度にしてください。




交差点での事故の過失割合が決まるポイントは?

交差点での事故の過失割合が決まるポイントは?

まず交差点には優先順位というものが存在する事を覚えておかなくてはいけません。

標識も信号もない交差点で優先するべき車の順位を見分けるポイント!

過失割合は警察による判断ではなく、事故当事者同士の加入している保険会社の示談交渉によって決定します。

保険会社は過去の事故の判例をもとに発生した事故と照らし合わせて決定します。

過去の事故の判例は300種類を超えるため、事故当事者のどちらかに偏った過失割合が決定されることはありません。

ただし、判例をもとに基本過失割合は決定するもののそれぞれ事故の状況は違うため、全く同じ過失割合ではありません。

警察により事故の捜査が行われて発生した事故状況によって基本的に過失割合は修正が行われます。

加害者、もしくは被害者の過失が大きければ過失割合は5%~20%ほど修正される可能性があります。

例えば、決められた過失割合が加害者90%:被害者10%である場合、被害者側に修正要素が10%ある場合には加害者80%:被害者20%へ変更されるのです。

つづいて、過失割合の例を状況別にいくつか見ていきましょう。




交差点事故の過失割合➀【相手が一時停止をしない場合】

まず、四輪車の双方が直進走行をしており、片方に一時停止の規制がある交差点を例に見てみましょう。

交差点に信号機がある場合は、基本的に赤信号だった走行車側に100%の過失が生じます。

なぜなら信号無視という交通違反が事故の原因となっているからです。

交差点に信号機がない場合は、規制がある車が80%:一時停止規制のない車が20%の過失割合となります。

道路交通法43条により、一時停止の規制がある場合には停止線の直前で一時停止をしなければならないことが定められています。

さらに、交差点道路を進行する車両等の進行妨害をしてはならないことも記されています。

そのため、一時停止の規制のある車には80%の過失が認められるのです。

※ただし片方が優先道路だった場合は除きます

また、道路交通法42条1項によって左右の見通しがきかない交差点などを通行するときは徐行しなければならないことが定められています。

そのため、一時停止規制のない直進車にも20%の過失が生じます。

この80%:20%の過失割合は、あくまで基本的な割合であり、お互いの交差点進入時の速度や減速の有無によって割合は変化します。



交差点事故の過失割合➁【直進と右折の場合】

次に、直進車と右折車の過失割合を見ていきます。

直進車と対向車線が右折するときに進入して衝突した場合には、直進車20%:右折車80%の過失割合となります。

信号機のある交差点でも信号機のない交差点でも基本過失割合は変わりません。

道路交通法37条により、交差点で右折する際には直進したり左折したりしようとする車両の進行妨害をしてはならないと定められています。

そのため、右折車には80%の過失が生じます。

また、道路交通法36条4項において、交差点を走行する際には交差点の状況に応じてできる限り安全な速度と方法で進行しなければならないとも記されています。

そのため、直進車にも20%の過失が認められます。

これらの過失割合も基本的な割合であり、速度違反があった場合や右折車の右折方法が適切でなかった場合には過失割合が修正されます。

交差点事故の過失割合➂【車と自転車の場合】

最後に、車と自転車の場合の過失割合について見てきます。

信号機がある交差点において、自転車が青信号で車が赤信号だった場合は車側に100%の過失が生じます。

逆に自転車が赤信号で車が青信号だった場合は自転車80%:車20%の過失割合となります。

車と自転車の場合、自転車に乗っていた側の過失割合が低く設定されることが多いでしょう。

車と比べて自転車の方が車両の大きさが小さく、速度も遅くいため事故による被害が大きい交通弱者となるからです。

そのため、自動車と自転車が双方赤信号で交差点に進入して交通事故になった場合、双方の過失は同程度に思えますが、自転車30%:車70%の過失割合となります。



交差点事故の過失割合【まとめ】

交通事故が発生した場合の過失割合は警察による捜査が行われた後、当事者同士の加入している保険会社の示談交渉によって決定されます。

過失割合は基本的には過去の判例をもとに決定されますが、事故の状況によって速度や交通違反など様々な要因から修正が行われます。

ここまでの交差点事故の過失割合についてまとめてみましょう。

まとめ
  • 片側に一時停止の規制がある信号機のない交差点を直進走行している車同士の場合は、規制がある車が80%:一時停止規制のない車が20%
  • 直進車と対向車線が右折するときの場合は、直進車20%:右折車80%
  • 自転車と自動車が双方赤信号で交差点に進入したときの場合は、自転車30%:車70%

今回紹介した事例もあくまで基本的な過失割合であり、発生した事故の状況に応じて過失割合は変動します。

過失割合は保険会社の示談交渉によって決定するため、もしもの時のために任意自動車保険に加入しておくのはもちろんです。

交差点の事故の過失割合の決まり方や知識を習得し、理解を深めておくことも大切です。

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